飲食業界23年、現役料理長です。
今回は、ホールスタッフの仕事の基本「初めてのメニューを覚える方法」について解説します。
以上が「メニューを覚えるポイント」になります。
とくに「何かと関連づけする」方法は、メニューだけでなく「常連様の名前を覚える」のにも役立つ考え方です。
飲食店のメニューを覚えるのが苦手なら、最初は「メニューの少ない店舗で働く」のも1つの方法でしょう。
居酒屋・ファミリーレストラン・個人の飲食店など「規模や業態が違う」とメニューの覚え方のポイントやメニュー量が違う点も解説します。
1つずつ詳しく見てみましょう。
*働き始めて1か月(労働30日)経過して、「何かと関連づけする方法」を使用してもメニューや作業が覚えられない場合、ADHDの可能性があります。
こちらで詳しく解説しています
ADHDの方に飲食店の仕事は向いてる?他の職種へ転職していく現実
目次
飲食店メニューとは?
最近では「タブレットを使ったメニュー」も増えており、料理やドリンクを頼む時に「飲食店スタッフが接客する必要のない」店舗もあります。
しかし、料理やドリンクを提供する時に「料理の名称を言いながらお客様に提供する」ことが一般的であり、飲食店のメニューを覚える必要があります。
飲食店アルバイトが「メニューを覚える期間」について
飲食店アルバイトを始めて、メニューを覚える期間について重要なのは「1週間に何日出勤するか?」です。
「飲食店メニューを覚える」以外の仕事についても同じですが、「慣れ」が重要なので、アルバイトとして働きはじめた最初は「続けて出勤する」のがコツです。
シフトを入れてもらえるかは分かりませんが、アルバイトの面接段階で『最初は続けて出勤したい!』と伝えると「やる気がある」とアピールできます。
週末の忙しいときは、メニューを覚えていないと話にならないので「月〜木曜日で余裕を持って働きながら覚える」金〜日曜日で「メニューを覚えているか確認できる期間」でもあります。
飲食店のアルバイトは「期間が空くと出勤したくない」気持ちになる傾向が強いです。
たまに出勤して、メニューや仕事を覚えられておらず「上司に怒られる」とますます出勤するのがつらくなります。
なので、飲食店でアルバイトする場合は「最初に続けて出勤し」メニューや仕事を覚えましょう。
居酒屋メニューの覚え方について
居酒屋メニューの覚え方は、残念ながら「暗記する」しかありません。
以前は、店舗のメニューを持ち帰り暗記するのが主流でしたが、現在では「店舗のホームページでメニューが見れる」ので、通勤・通学の空き時間などに覚えるのがいいでしょう。
また、飲食店でアルバイトを選ぶ時に「メニュー数でアルバイトを選ぶ」という方法もあります。
まったく飲食店で働いた経験がない場合は「メニューの少ない店舗でアルバイトを始める」のがオススメ。
他には、なるべく「あなたが好きな料理ジャンルの店をアルバイト先に選ぶ」という方法があります。
自分の好きな料理やドリンクは「覚えやすい」傾向にあります。
また、1つ目の飲食店の職場環境があわなくて退職した場合、次の職場で同じ料理ジャンルの店を選ぶと「似たようなメニューなので覚えやすい」のもポイントです。
ファミレスメニューが覚えられないあなたへ
また、ファミリーレストランは「大手企業が運営」してることもあり「接客や業務マニュアルが厳しい」印象です。
先ほどの、個人経営の飲食店とは逆ですね。なので、ファミリーレストランのメニューは覚えるのが大変です。
さらに、大手企業のファミリーレストランは「季節毎のおすすめメニュー」などもあり『一度覚えたら大丈夫!』というわけにもいきません。
飲食店アルバイト初心者のかたには「ファミリーレストラン」はレベルが高いように思います。
*逆に、最初に難しい環境で仕事を出来るようになれば、他の飲食店で働くとき「楽勝」というメリットがあります
飲食店メニューをアプリで覚える
飲食店のホームページでメニューを見れるのですが「もっと簡単に見れる方法」をご紹介します。
画像としてスマホ内に保存しておき「隙間時間や出勤前・退勤後の電車の中」などで、なるべく見るようにしましょう。
人は「寝ているあいだに記憶が整理される」ともいわれており、寝る前に見るのも効果的です。
また、1つの商品毎に写真をとり、画像と共にメモアプリに内容を書き込む方法もあります。
「あなた専用のメニュー(レシピ)」を作るというイメージです。地道な作業ですが、飲食店キッチンアルバイトが不慣れな人は努力されています。
この「努力の姿勢」が社員に伝わると、怒られることが少なくなるメリットもあります。努力して頑張ってる人が失敗しても怒る気になりませんから…
飲食店メニューを覚える正しい方法
飲食店のメニューには「多くの品目」があります。
お客様が注文する「メニューには偏りがある」ので「人気メニュー」から覚えましょう。
人気メニューは頻繁にオーダーされるので「覚えるのが早くなります」そして、人気メニューを覚えれたら、隙間時間などに不人気メニューを覚えましょう。
飲食店メニューは「イメージする」と覚えやすい
飲食店のメニューは、頭の中で「イメージして関連づける」と覚えやすいです。
別のメニューで
「イタリアン産生ハムのリゾット」の場合、先ほどの「イタリアの風景と生ハムのイメージ」はそのままに、料理の「調理法だけを変える」と覚えられます。
最初から「一言一句を文字だけ」で覚えようとせず「イメージや絵・料理写真」などで全体像をおおまかに覚えて詳細は文字で確認する方法です。
まとめ
今回は「飲食店のメニューの覚え方」について解説しました。
ポイントをまとめます
以上が「メニューを覚えるポイント」になります。
飲食店アルバイト初心者のかたは「メニューを覚えるのに苦労する」と思いますが頑張ってください。
少しでも、あなたのお役に立てれば幸いです。
もしかしたら『ホールの仕事に向いてないかも…』そんな方は、こちらもご覧ください
飲食店の接客バイトに向いてない?メンタルがやられた人へのアドバイス
飲食店キッチンアルバイトで「メニュー(レシピ)が覚えられない」のはツライと思います。なぜなら、「調理工程」も覚える必要があるからです。
飲食店で働くには、ある程度の適性が必要に思います。
ホールスタッフなら「人と会話・コミュニケーションするのが好き」、キッチンスタッフなら「何かしら作るのが好き・論理的思考が好き・哲学が好き・細かい作業が苦にならない」など。
個人の「得手・不得手、好きなこと・嫌いなこと」は、上司として改善するアドバイスはしますが、どうしようもない側面があります。
実際に、一緒に働いていて『この子、飲食店に向いていないな…』と感じる人は沢山いましたし、遅かれ早かれ離職しています。
なので、『飲食店で働くの向いていないかも』と感じたときは、一度飲食店以外のアルバイトで働いてみるのも良いと思います。強いストレスを感じながら、飲食店アルバイトする必要ありませんからね。
わたしの部下で、離職したり実際に掛け持ちバイトしていた「飲食店アルバイト」以外のお仕事はこちらになります。