飲食業界23年、現役料理長です。
今回は「飲食店の店員が知っておきたい便利な接客英語フレーズ」について解説します。
英語が得意なスタッフさんなら何も心配いらないのですが、あまり英語が得意ではないのに「調子に乗って長文を使う」とお客様が『おっ!英語喋れるのね♪』と勘違いして「難しく・聞き取れない速さ」で話されることがあるからです。
なので、この記事では「飲食店でおさえておくべき便利な接客英語」をご紹介します。
飲食店へ「お客様が来店して来られるところ」から順に解説します。
目次
接客英語フレーズ「入店から席案内」
お客様が来店してこられてまずは『いらっしゃいませ!』と迎えるべきなのですが、英語には『いらっしゃいませ!』に直訳できる言葉が存在しません。
接客英語「いらっしゃいませ」
以上の言葉が『いらっしゃいませ』に近いものになります。
「Good ○○」は、朝・昼・夕方など時間帯により言い分ける必要があるので、「welcome to ○○(店舗名)」を使用するのが無難です。
次に「座席について」の説明が必要になります。
接客英語「人数確認から座席までの案内」
以上のように『〜しましょうか』のフレーズ「would you ○○?」は使いやすいので覚えましょう。
接客英語「~しましょうか?」の問いは、お客様が「YESやNO」で答えられる
以上のように『~しましょうか(わたしが)』「shall I take ○○」の形も覚えておきましょう。
Yes. please「はい、お願いします」
No thank you「いいえ、けっこうです」
接客英語フレーズ「ご注文を伺うとき」
以上のフレーズは「料理」や「セットメニューをおすすめするのに使える」ので覚えておきましょう。
また、英語のメニューがある場合は「お客様が指で選べる」のでなるべく用意しておきましょう。
接客英語フレーズ「飲み物をすすめるとき」
Could you show me 〇〇「〇〇を見せて下さい」〇〇の中には「wine list」や「drink menu」などが入ります。
I’ll have 〇〇は「〇〇を下さい」〇〇の中に「beer(ビール)」「red wine(赤ワイン)」「white wine(白ワイン)」「sake(日本酒)」などが入ります。
接客英語フレーズ「必要なものはないか?」を訪ねるとき
「Would you like 〇〇?」〇〇の中に以下の文章が入ると
- a fork or a spoon?「フォークやスプーンをお持ちしましょうか?」
- extra plates?「取り皿をお持ちしましょうか?」
- desert?「デザートはいかがですか?」
以上のように「〇〇の中身を変えるだけ」で色々な提案ができます。
「Would you like〜」の形は必ず覚えておきましょう。
まとめ
今回は「飲食店の店員が知っておきたい英語フレーズ」について解説しました。
途中で気づかれた方もいると思いますが「ほとんど中学校で習う」程度の簡単な英語です。
また、接客英語用に「お店でテンプレートを用意する」のもいいでしょう。
大学生のアルバイトスタッフの中には「英語が得意な人」もいるので、そのような人にお店の雰囲気にあった接客英語のテンプレートを作ってもらうのも1つの方法です。
今回は英語での接客フレーズを解説しましたが、アジア諸国からの観光客も多いので「メニューは料理・ドリンク共に写真が入ってるもの」にするべきでしょう。