ホールスタッフ初めてでも上手にこなすコツ4つ

ホールスタッフ初めてでも上手にこなす4つのコツ ホールの仕事
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飲食業界23年、現役料理長です。

今回は「ホールスタッフの仕事が初めてでも上手にこなすコツ」について解説します。

初めてのホールスタッフの仕事を「上手にこなす4つのコツ」はこちら

初めてのホールスタッフを上手にこなすコツ4つ

  • 初めてで不安や緊張でも「萎縮しない」
  • 最初は「与えられた業務に集中する」
  • 「言葉遣い」で好印象
  • 「先読みと優先順位」をつける

ホールスタッフの仕事が初めての場合、不安や緊張で萎縮して失敗しやすくなります。最初から「上手にできるわけない」と開き直り、与えられた業務に集中しましょう。

言葉遣いは仕事だけでなく普段の生活でも練習できるので「綺麗な言葉遣い」を意識しましょう。仕事の「先読みと優先順位」が理解できると「初心者レベル合格」です。

細かく解説します。

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飲食店ホールの仕事内容について

飲食店ホールスタッフの仕事内容は、オーダーをとったり配膳、食事をする席のセッティングや食事後の片付けなどです。店舗により、ドリンクを作る専門の役割の「ドリンカー」を任せられることもあります。

つねに「店全体の様子を把握し、業務をテキパキとこなす」スキルが必要になります

また、お客様に対しての接客では「笑顔や明るく元気な姿勢」を求めらることが多いです。

自然な「笑顔の作り方」はこちらをご覧ください

接客で自然な笑顔が出ないときは鏡の前でコレをチェックしてみて

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飲食店ホールを上手にこなすコツ

飲食店ホールを上手にこなす最大のコツは「先読みと優先順位をつけて仕事できるか」です

お客様の注文やキッチンからの料理など、ホールスタッフは何かと「待ちの姿勢」となります。しかし、ホール全体を把握し、お客様に呼ばれることを先読みして動いたり、温かい料理が冷める前に提供するなど「仕事の優先順位」も重要になります。

例えば

料理提供のさいに、お客様のドリンクが半分以下なら『おかわりお持ちしましょうか?』と声をかけると「お客様に呼ばれてから注文をとりにいく」という行動を1回短縮できます。

些細なことですが繁忙期の時間帯は「ちょっとしたこと」で後々のホール業務の展開が変わります。

お客様に「声かけするタイミング」についてはこちらもご覧ください

飲食店での接客の声かけ例とタイミングの見方

飲食店ホール「仕事で不安なこと」

飲食店のホールスタッフとして初めて働くとき、不安なことの1つに『ホールスタッフを上手くできるだろうか…』という悩みがあります。

最初から完璧に対応できるとは「店舗側も考えていない」ので大丈夫

ホールの仕事を上手くこなすには「慣れる」しかありません。

また、ホールスタッフとは『こうあるべきだ!』と構えると上手くいかないことがあります。

ホールスタッフとはいえ「個人により表情や声質など差があり」最初から完璧なホールスタッフを目指すと「想像と現実の差が大きく」挫折する原因となります。

また、不安で緊張すると精神的・身体的にも萎縮してしまい、体がいつものように上手く動かず失敗の原因になります。新人スタッフが「連続で失敗する原因は萎縮してるから」です

最初から『完璧にやろう』と考えすぎず、まずは「与えられた業務を確実にこなす」ことに専念しましょう。

新人ホールスタッフさんの失敗やミスは、店舗責任者や社員・先輩アルバイトたちには想定内です。しっかりケアしてくれるでしょう。

飲食店ホールスタッフの「好印象な接客」とは?

飲食店ホールスタッフとして、どのようにすればお客様に好印象を与えられるのでしょうか。

残念ながら好印象を与えるマニュアルは存在しません。ですが、普段の生活と同じく「優しさと礼儀」に対して意識するとよさそうです。

ホール接客で好印象を与えるのは

  • お客様の立場で考える(優しさ)
  • お客様に対する言葉遣い(礼儀)

お客様の立場で考える

わたし達が外食するとき「何かしらの理由」があって外食しませんか?

外食する理由の例

  • デート
  • 記念日
  • 歓送迎会
  • 友人たちと騒ぎたい
  • 1人で空腹を満たすため
  • 1人で寂しいため(BARなど)
  • 以上のように、来店されるお客様の「来店動機はさまざま」です。飲食店ホールスタッフとして重要なのは「お客様が何を求めて来店されたのか?」を考えること

色々な来店動機のお客様に同じ接客で「好印象を与えることは難しい」です。「マニュアル通りにこなすのが正解」のとき「少し会話するのが正解」のときなど、シーンによって接客は変わります。

「お客様の求めていることを考える」ということは接客のみならず「料理をオススメすることやドリンクのおかわりを聞くこと」などにも繋がるホールスタッフとして大切な資質です。

ホール接客のポイント「お客様に対する言葉遣い」

簡単に直りそうで直らないのが「言葉遣い」といわれています。実は、普段から気をつけていないと「言葉遣い」は綺麗になりません。

言葉遣いに関しては、接客用語の使い方が重要になります。よくない印象を与える失敗として「間違った言葉や敬語」を使っていることがあります。

一例を紹介します。

間違いやすい接客用語

  • わかりました→かしこまりました
  • すみません→申し訳ございません
  • 宜しかったでしょうか→宜しいでしょうか
  • なるほどですね→「なるほど。そうですね」の造語。このような敬語は存在しない
  • 〜になります→〜でございます

以上のように「間違いやすい接客用語」は沢山あります。

最近ビックリしたのは、キッチンの仕事で若いアルバイトの子がミスしたとき『ごめんなさい』ということ…『ごめんなさい』は、友人や親族のような「近い関係で使う言葉」であり仕事には適していません。「すみませんでした。申し訳ございません」などが正解です。

言葉遣いの綺麗な人って魅力的です。一生役立つスキルなので、この機会に気をつけてみましょう

 

飲食店ホールが忙しくパニックにならないためのコツ

飲食店の仕事は「平日と週末の仕事内容の差」が大きかったり、週末の来店客数が「爆発的な多さ」だったりするとパニックになりがちです。

飲食店の仕事で「パニックにならない方法」はあるのでしょうか?

飲食店の仕事でパニックにならないコツは「仕事に追いかけられないこと」

「仕事に追いかけられない」とは、忙しい状況のなかでも「仕事に優先順位をつけて、仕事を組み立てること」です。

例えば

今、何か作業をしているとします。今の作業をしながらも「次は〇〇して、その次は▲▲、その次は××…」という具合に「先々の仕事を考える」のがポイントです。

仕事を組み立てないで「お客様から呼ばれたから行く」「お客様が帰ったから片づける」など、1つのアクションに1つの行動で対応していると仕事が遅くなりますし、本当にやるべきことが出来てなくて怒られる原因になります。

仕事を組み立てるのは、ベテランのホールスタッフでも出来ていないことが多いので、参考程度に知っておくといいでしょう。

まとめ

今回は「ホールスタッフを初めてでもこなすコツ」について解説しました。

初めての飲食店ホールスタッフをこなすコツ4つ

➀飲食店ホールスタッフのコツは「先読みと仕事に優先順位をつける」こと

②飲食店ホールスタッフは、お客様の来店動機(理由)を考える・言葉遣いに気をつけると好印象になる

③飲食店ホールスタッフのアルバイトが初めての場合は、不安や緊張で「萎縮してしまう」とミスが増える。『出来なくて当たり前』くらいに開きなおり、最初は与えられた業務に集中することが重要

④仕事になれてきたら、先読みと優先順位が分かるようになり「仕事を組み立てられる」ようになる。ベテランのホールスタッフでも難しいことなので、いきなり「ベテランスタッフの動きを目指す必要はない」

以上が、飲食店ホールスタッフのアルバイトのコツになります。最初はつらいかもしれませんが、他の仕事でも同じかと思います。

この記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。

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