飲食業界23年、現役料理長です。
今回は「立ち仕事と消費カロリー」について解説します。
飲食店勤務は、立ち仕事で繫忙期には動き回ることもあり消費カロリーが多そうです。飲食店の仕事以外の職種と比較しながら「立ち仕事と消費カロリー」について考えてみましょう。
また、立ち仕事のような消費カロリーが高い仕事で働いているのに痩せない理由についても解説します。
目次
立ちっぱなしの「消費カロリー」はどれくらい?
体重50kgの人を例にした場合、作業を行わない状態で立っているだけで「1時間あたり約70〜80キロカロリー」を消費します。
ただ「立っているだけで約600キロカロリー消費する」計算なので、動き回る「飲食店や工場」などの仕事は消費カロリーが多いといえます。
仕事別消費カロリー計算
仕事別に「消費カロリーを簡単に計算できるサイト」をご紹介します。
あなたのお仕事の消費カロリーを理解していれば、1日に必要な摂取カロリーの目安になるでしょう。
立ち仕事の消費カロリー「飲食店」
飲食店の「仕事での消費カロリー」は、どのくらいなのでしょうか?
先ほどのサイトを使って計算すると
ちなみに、1320kcalは「ご飯5.29膳分or食パン6.61枚分」運動では「ウォーキング4.4時間分」相当になります。自分でもびっくりです。
立ち仕事の消費カロリー「工場」
工場での「立ち仕事の消費カロリー」はどのくらいなのでしょうか?
8時間立ち仕事をした場合のカロリー消費量「軽い作業〜激しい仕事」までは以下の通りです。
工場での仕事も飲食店同様「消費カロリーが多い」です。
以上のように、飲食店や工場の例から「力を必要とする立ち仕事は消費カロリーが多い」といえます。
立ち仕事は痩せる?痩せない?
飲食店や工場のような「立ち仕事」を続けていれば痩せそうな気がします。しかしながら、料理人はわりと体格の良い人が多いです。なぜなのでしょうか?
料理人は「立ち仕事でも痩せない」
料理人の場合は、消費カロリーより「摂取カロリーの方が多い」ことが考えられます。なぜかというと、毎回料理を作るときに味見をするからです(パスタやソースなど温かい料理)
*前菜のポジションで働く人はスリムな印象です
毎回の味見はごく少量なのですが「1日でトータルするとかなりの量」を食べてることになります。なので、料理人は体格の良い人が多いのです。
料理人の他に、ケーキ屋さんのような「デザートをメイン」にしているお店で働くと「太りそう」なイメージがありますが、デザートの試作による味見は毎日・毎回するわけではありません。
詳しくはこちらで解説しています
ケーキ屋バイトは太る?売れ残りがもらえるので太るからやめたほうがいい?
立ち仕事でも痩せない理由は「人の防衛本能?」
食事制限し『カロリー摂取を制限している』、立ち仕事や運動もしてるのに『痩せない…』こんな人は要注意です。
詳しくはこちらをご覧ください
防衛本能が働いた体質になると、立ち仕事のような「カロリーを消費する仕事でも痩せにくい」といえます。
また、防衛本能が働いた体質で、立ち仕事のような重労働をしながら「カロリーを抑えた食事」は危険といえます。
モデルさんなど「スタイルを売りにしてる人達」は、食事制限や運動による体型維持が仕事の一つです。しかし、わたし達のような一般人は「仕事内容がまったく違う」ので、モデルさんや芸能人などの真似をするのは危険といえます。
また、食事の栄養管理をしたいなら「食に関する資格」を学ぶのも1つの方法でしょう。