飲食業界23年、現役料理長です。
わたしは飲食業界で働いていますが就職した後「試用期間」はどの業界でも同じようにあるでしょう。
今回は、試用期間中に「仕事内容や人間関係が合わない」ので『辞めたい』とき、円満退社する方法や退社したほうがいい理由について解説します。
試用期間中に『辞めたい』と伝えるのは少し気まずいですよね…でも、辞めるかもしれないから「試用期間」なのです。
目次
試用期間で「辞めたい」と伝えるのは気まずい?
就職し実際に働いてみて、試用期間中に仕事や人間関係が合わなくて「辞めたい」と思う時があります。試用期間中に『辞めたい』と伝えるのは少し気まずいものですが…
なぜなら、試用期間のうちに「求人募集広告が掲載されている」こともあり、企業側は新しい人材を登用できるからです。
一方で、あなたが辞めたいと思いながら「嫌々働いても生産性は低く」前向きな姿勢や心情になりません。
『辞めたい』と伝えることで、上司や先輩のアドバイスが聞けることがあり「あなたの悩み」を伝えることもできます。
以上のように、試用期間で辞めたい気持ちを伝えるのは「あなたと企業側の両方にとって」メリットしかないのです。
次に、試用期間中に退職したいシチュエーション・理由について考えてみましょう。
試用期間「嫌がらせ」で退職したい
上記のような「試用期間中の嫌がらせ」がある企業・職場は一刻も早く退職しましょう。職場環境の悪い企業で働き続ける理由がありません。
なぜなら、上司や従業員のモラルの低さ・態度の悪さは「企業体質」と関係しているからです。
パワハラ・セクハラは論外として、仕事内容をきっちりと教えず部下を「無能扱い」する職場は飲食業界でも多いです。
そして『○○は仕事できない』と言い「嫌がらせやイジメ」にまで発展することがあります。
わたしが『部下が仕事できないのは上司(教育担当者)の責任』だと思えるのは、飲食業界でも1部上場企業で働いた経験があるからです。
「企業体質がしっかりしている」と社員教育に力を入れており、くだらない「嫌がらせ」はありません。
「部下が早く仕事が出来るようになれば生産性が上がる」ことを理解しているからです。なので、試用期間中に嫌がらせしてくるような職場はオススメできません。
試用期間中『能力不足」で辞めたい
さきほどの試用期間中「嫌がらせ」では早い退職をオススメしましたが、あなたの「能力不足」が理由で退職したい場合は少し考える必要があります。
企業体質・職場環境・人間関係も良好だけれど『仕事についていけない…』このようなシチュエーションの場合は「頑張って続けるべき」です。
なぜかというと、あなたの「能力不足による仕事の壁」は他の企業に転職しても同じだからです。
「能力不足による仕事の壁」は早かれ遅かれ越えなければならないのです。職場環境・人間関係が良好なら仕事についての悩みを「上司・同僚に相談する」のも1つの方法でしょう。
『職種に対する適性がないかも…』『精神的にきつくて健康に支障をきたしている』場合も上司・同僚に相談してみましょう。
試用期間3カ月で「辞める」と伝えてもいい?
就職してからの「試用期間は1〜3ヵ月」が多いです。
実際に働いてみて「仕事内容」や「人間関係」があわない「求人内容と仕事内容や待遇が違う」などで仕事を辞めたくなることがあります。
伝えるべきです
「求人条件と実際働いて内容が違う場合」は、社員契約した後「さらにつらい状況になる可能性が高い」です。
社員契約書をかわすと、企業側も雇用保険・健康保険などの手続きするので「契約書をかわす前に伝える」のがいいと思います。
少し気まずい気持ちになりますが、辞めることをしっかり伝えましょう。
試用期間でどうしても合わない場合について
試用期間中「実際に働いてみて」どうしても「仕事内容が合わない」ことってあります。
わたしの例でいうと
- 以上の内容で、修行のつもりで働いてみましたが社員になるにあたって「ホールもして欲しい」と言われました。
わたしはキッチンで「料理を学ぶつもりだった」「実際に働いてみて労働時間が長くきつい」ことから、辞めたい意向を伝えました。
店舗側は「求人募集掲載期間」であったため、早く伝えてくれて良かったといわれました。
試用期間「退職」の切り出し方
退職の意思が固まったら「できるだけ速やかに直属の上司」に口頭で伝えるのがコツです。
「メールや電話で伝える」のは基本的に失礼なので避けてください。
配属が決まっていない場合は、人事の担当の方に「電話やメールでアポイントをとり」直接口頭で伝えるのもコツです。
退職願・退職届には「一身上の都合により」と書きましょう。具体的な退職内容は書かなくて大丈夫です。
試用期間で退職を伝える「言い方」のコツ
退職の意向を口頭で伝えるときに「会社や店舗・従業員・上司の批判」は避けるのがコツです。
退職理由を上司に聞かれ「批判的な理由を正直に伝える」と、その後の仕事がますますつらくなります。
- 以上のように「自分に非がある言い方」がコツです。
「人間関係が原因の場合は伝えにくい」ので『体調不良や仕事についていけない』など違う理由を伝えましょう。
『仕事についていけない』と伝えると「慣れれば大丈夫」など引き止められる可能性が高いですが『仕事が原因で体調不良である』と伝えましょう。
「試用期間で退職」わたしの場合
わたし自身「試用期間で退職」した経験があります。その職場で働いた日数たったの「3日」です…
以上の内容が「試用期間3日」で退職した理由です。最大の退職理由は「面接段階で聞いていた内容と違う仕事をメインにされたから」これは我慢できませんでした。
わたしの場合は「相手が個人事業者だった」ので試用期間中の退職希望により「次の日から出勤しなくてもよい」円満退社になりました。
*給料もしっかりいただきました
これは、アルバイト勤務でも同じで「今日で辞めます」と伝えられると、企業側は困ってしまい円満退職できない恐れがあります。
退職の意向を「いつまでに伝えるのか?」は企業ごとに違うので「就業規則で確認」しましょう。
*就業規則がどこにあるかわからない場合は、上司に退職の意向を伝えましょう
一方で、労働基準法では自己都合による退職を申し出て「2週間経過すれば雇用契約は自動的に解除される」と定められており試用期間でも適用されます。
労使契約をかわしてる場合は「退職届」が必要?
「口頭のみ」では証拠になりませんので、退職届を渡す際に「希望退職日」も書いておきましょう。
労使契約をかわしている場合は退職が決定しても「しっかり就業規則を守り働く」のがマナーであり円満退社のコツです。
飲食店のような「お客様を待つ形の業態」は、固定費である「人件費をなるべくカットしたい」のが理由で「辞めたい人」を長い期間働かせることはあまりありません。
試用期間であれば『明日や来週から出勤しなくていい』といわれることも多いです。
まとめ
今回は「試用期間中に辞めたい意向を伝えるコツ」について解説しました。
まとめると
- 以上が「円満退社するまでの流れ」とコツになります。
退職する時に大切なのは「マナー」です。マナーを守れば、担当者も相応の対処をしてくれるでしょう。
退職するさいに「次の仕事を探す」ことも忘れずに。