飲食業界から転職は困難?転職先はどんなところがおすすめ?

飲食業界からの転職は難しい? 飲食から転職
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飲食業界23年、現役料理長です。

今回は「飲食業界からの転職」について解説します。

飲食業界から違う業界への転職は難しいイメージがあるようですが可能です。わたしの知人で実際に違う業界へ転職した「成功例」と「失敗例」をご紹介ながら解説します。

飲食業界から違う業界へ転職のポイントはこちら

飲食業界から転職のポイント

  • 若い世代(20代)ほど上手くいきやすい
  • コロナの影響を考え地方へ移住する
  • 年齢を重ねるごとに転職は難しくなる
  • 結婚・出産を機に転職することが多い
  • 「営業職」は失敗することが多い
  • 「ドライバー」「介護士」「建築関係」などで実績あり

以上の「飲食業界から転職のポイント」に沿って解説します。

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飲食から転職「コロナの影響」

新型コロナウイルスの影響で「都市部の飲食店や全国に展開している飲食企業」は売り上げが大幅に減りました。

2020年12月から「緊急事態宣言やまん延防止法」により2021年9月まで、まともな営業が出来ませんでした

一方で「都市部近隣の都道府県や郊外の飲食店は売り上げが好調」なところもあり、新型コロナウイルスの影響とはいえ「飲食業界の全体がダメージを受けた」わけではありません。

以上の点から、都市部の飲食店や企業に見切りをつけ、また家族の健康を考えて「都市部から地方へ移住・転職する」飲食店スタッフが増えました。

都市部は国の政策に翻弄されるので「おもいきって地方へ移住・転職する」のも1つの方法でしょう。

ITビジネスが発達し地方でも快適に暮らせるようになっており、地方で飲食業界から転職し「ゆったりした暮らし」を目指すのもいいでしょう。

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「飲食店経験を活かせる仕事」をご紹介

飲食からの転職を失敗しないためには「飲食店経験を活かせる仕事」がおすすめです。

まず、飲食業界で「学べる・身につくスキル」にはどのようなものがあるのか?を理解しましょう。

飲食業で身につくスキル
 
コミュニケーション能力
礼儀作法・身だしなみ・綺麗な言葉遣い
協調性
食材・料理などの知識
以上のような「飲食業で身につくスキル」を理解し自己分析すると「飲食店経験を活かせる仕事」が見つけやすくなります。
 
未経験の業界や職種でも、飲食業で培ったスキルを活かして働ける職種をご紹介します。
 

飲食から転職「接客・販売業」

来店したお客様に対応する「接客業」「販売業」は飲食業(ホールスタッフ)と共通点が多く、比較的スムーズになじむことができます。
 
勤務先の選択肢が幅広いのも魅力です。
 
オススメ接客・販売業
 
スーパーマーケット
ディスカウントストア
アパレル
デパート
アミューズメント施設
コールセンター
保険販売員
以上のような「接客・販売員への転職がおすすめ」で太文字の職種は実際に知人が転職され成功した仕事です。
飲食から転職「接客・販売業」成功例
 
➀アパレル業へ転職された知人は「20代の女性」以前からオシャレに興味があり「自分の好きなこと」を仕事にした成功例です
 
②アミューズメント施設(パチンコ店)へ転職された知人は「30代の男性」高給の仕事で「お金を貯める」ことを目標に転職されました
 
③保険販売員へ転職された知人は「30代の女性」飲食店で働くホールスタッフの方はお綺麗なかたが多くコミュニケーション能力も活かした保険販売員が適しているようです。また、後輩社員や同僚、知人などに保険販売することが出来るため「有利な状態」で新しい仕事をスタートできます(高給が期待できます)
 
*飲食から転職で仕事を探すなら「doda」がおすすめです
 
 
 
接客・販売業と似た職種として「営業職」がありますが、余程の人脈やコネがない限り採用されることは難しいでしょう(採用された後、飲食業に出戻りする人も多い)
 
なぜなら、商品やサービスを提案する営業職は「豊富な専門知識」「交渉術」「プレゼンテーション能力」などが必要であり、飲食業で培った「コミュニケーション能力のみでは対応できない」からです。
 
『コミュニケーション能力があるから営業職が務まるだろう』と考えるのは甘いです。しっかり職種・自己分析しましょう。

病院・企業など施設の料理人

『施設の料理人?料理人なら飲食店と同じじゃないの?』と思われるかもしれませんが、施設の料理人の仕事の魅力は「仕事量が安定している」点です。
 
一般的な飲食店は、毎日の「来店客数が変動」「予約の数も変動」することから労働時間や仕事量が安定しません。
 
一方で、施設では「入院してる人の数」「企業で働いてる人の数」などが決まっており、労働時間や仕事量が安定しやすいです
飲食業での料理知識・経験・技術を活かすには「病院・企業など施設の料理人」がオススメです。
 
飲食業での料理知識・経験などを活かすなら「食品メーカーの商品開発」などを選びがちですが、商品開発では「マーケティング能力や顧客の声を汲み取る柔軟性が必要」であり、頑固な料理人には不向きといえます。

飲食から転職「介護士」

介護士は、利用者や患者さんと密接に関わる職種であり、コミュニケーション能力や接客、細かい気配りなど飲食業の現場で学んできたスキルを存分に活かすことができます。
 
高齢化社会が進む日本では介護士が必要であり「人材不足」で採用活動に積極的です
また、介護士だけでなく保育士の道に進む方もおり、飲食業で働く人は「人と接して誰かのために尽くす」精神が強いようです。料理人の方には「介護施設・高齢者施設の料理人」という選択肢もあります。
 
介護士や保育士は「国が支援し積極的に増やす方向にある」のも魅力の1つです。
 
わたしの知人「20代女性」「30代男性」が実際に飲食から転職されたとき、未経験で資格がなかったのでハローワークにある職業訓練「介護職員初任者研修」を受講したようです。
 
しかしながら、ハローワークで職業訓練を受けるには「選考試験(面接・筆記試験)」があり受講するのに適した人材か認められる必要があります。
 
なので、「働き(給料を取得し)ながら資格取得できる」こちらのようなサイトもあります。
 
 

飲食から転職「ドライバー」

飲食業からの転職で珍しいと思われるかもしれませんが「宅配ドライバー」「トラック運転手」「タクシードライバー」へ転職された知人は多いです。
 
飲食業の仕事で「仕事を組み立てる(1~5手先ほど段取りを考える)」「仕事に優先順位をつける」ことができる能力は必須です。
 
この「仕事を組み立てる・優先順位をつける」能力は、効率的に配送することを目標とする「宅配ドライバー」と相性がいいです
わたし達の生活のなかで夜中に宅配されることなど無いように、宅配ドライバーは「労働時間や休日が安定」しており高給を狙える仕事が理由で転職される方がいます。
 
 
ある程度「飲食から転職」の職種が絞れたら応募し面接に進む訳ですが「志望動機」「自己PR」の書き方が重要になります。
 
*当サイトが推奨している「転職エージェントサイト」をご利用の場合は、「志望動機」「自己PR」の書き方について相談に乗って頂けます。1人で「志望動機」「自己PR」について学び書類作成するのは大変です
転職エージェントサイトをご利用される方は読み飛ばして下さい。

飲食から転職の「志望動機」「自己PR」のポイント

飲食業からの転職による「面接・書類審査」の志望動機で『飲食業が嫌だから』のようなマイナスポイントを書いたり伝えるのはオススメできません。

『飲食業の経験を活かして頑張りたい』と伝えるのがベストです。なので、先ほどご紹介した「飲食業の経験を活かせる仕事」が大切になります。

また、未経験の仕事の場合「なぜ、この職種にチャレンジするのか?」を伝える必要があります。この際の注意点は「自分にとって得られるスキルやメリットだけ」を口にしないことです。

「自己PR」では、あなたの強みやスキルを伝えましょう。志望する会社に「どのように貢献できるか?」がポイントになります。

「志望動機」「自己PR」の書き方がイマイチ分からない・面倒くさい方は、ハローワークや転職エージェントサイトを利用しましょう。担当者が面倒をみてくれて、あなたの希望する仕事を一緒に探してくれます

飲食から転職「20代」

20代であれば「飲食業界から転職」することは比較的に容易です。

「介護士」や「建築関係」に転職された知人がいます。

また、飲食業界内での転職も容易であり、どこの企業でも「20代の飲食店経験者」は好まれます

20代であれば「飲食業界から転職」は容易ですが「25歳」が1つの分岐点でもあります。25歳を超えると「店長・料理長」クラスのスキルを求められますが「年齢以上の給料」に期待できます。

現在の職場や企業でなかなか評価されない(昇格・昇給しない)のであれば、飲食業界内での転職を考えたいところです。

*「20代の数年の働き方」で「将来の働き方」が決まります。現在の仕事が『好きではない・つらい・覚えることがとくにない』ようならスキルアップを目指して転職しましょう。

飲食から転職「30代」

飲食から転職する「30代」の方は少ないのではないでしょうか。なぜなら、30代は飲食業界で最も活躍する年代であり、給料や待遇でも良い扱いになるからです。

しかしながら、結婚や出産を機会に飲食から転職された方を見かけました。

ホールスタッフは、飲食業界での経験を活かせる仕事として「営業職」を選ぶことが多いですが「営業職が出来れば、どんな仕事でも出来る」といわれるほど難しい仕事です。

飲食から転職30代
30代は他の業種への転職も可能
「営業職」はイメージより難しい
30代は飲食業界で働き盛りなので「高い給料」も狙える
 

飲食から転職「営業職」は注意

わたしの周りの「30代以上」で、飲食業界からの転職で多いのは「営業職と介護士」です。

「介護士」は飲食業で働く人の適正でもある「他人を喜ばせる、快適な時間・サービスを提供する・美味しい料理を提供する」などと近いものがあり転職がうまくいきやすい職種です。

一方で、「営業職」へ転職された人たちは「仕事を辞めてしまい」再び飲食業界へ戻ってくる人が多い印象です。

なぜ、飲食から転職で「営業職」は難しいのか?

飲食店のホールで働いた経験から「コミニケーション能力を活かした転職が営業職である」と勘違いされがちですが、営業職はコミュニケーションのみで務まる仕事ではなく「豊富な専門知識」「交渉術」が必要になるからです

飲食から転職で「営業職」をお考えのかたは注意が必要でしょう。

*店舗販売員なら可能です

飲食業界の30代は「働き盛りで高い給料が狙える」

30代の飲食店スタッフはホールスタッフ・調理スタッフ共に、10年前後の下積み期間により「知識や技術」を習得し、体力的にも1番働ける年代ということもあり「高い給料」が狙える世代でもあります。

飲食関係のスキルを簡単に捨てるのはもったいないので「今の企業の労働条件が気に入らない」なら「ホワイト企業の飲食店へ転職する」のも1つの方法でしょう

わたし自身「週休完全2日制・有給消化あり・残業代あり・昇給年2回」のホワイト飲食企業に勤めた経験があります。

今働いてる企業やお店が「飲食業界のすべてではない」ので、労働条件や環境が良い飲食企業を探してみましょう。

飲食業界の中で「30代の転職」は可能で、企業によっては即戦力なので喜ばれる存在ですが、やがて向かえる40代・50代に『自分はどうなりたいのか?』を考えることも重要になります。

なぜなら「4〜50代になると転職が難しくなり」転職できても給料は少なくなるからです。

飲食から転職「40代」

飲食から転職40代

  • 飲食業界の中で「良い条件の転職」は難しくなる
  • 飲食から転職で成功例は「宅配ドライバー」

40代になると技術や知識・経験が豊富でも、飲食業界の中で「良い条件の転職をすること」は難しくなります。仕事を選ばなければ、募集案件は多くあるのですが「給料が下がり労働時間が長くなる」印象です。

わたしの周りの40代で、飲食から転職して成功されたのは「宅配ドライバー」です。

宅配ドライバーは、完全成果主義なので「1人でもくもくと仕事をこなす」元調理師に向いているようです。1日の労働時間も固定で、夕方や19時には帰宅し『家族と過ごす時間が増えた』と喜んでおられました。

宅配ドライバーは『いかに効率よく配達するか?』を問われるので、仕事の流れを組み立てることが得意な「要領の良い調理師の経験」が活きるようです。

40代の転職は「人生を決める分岐点」になる

飲食業界で働く40代の転職は、人生の分岐点になります。

このまま飲食業界に残り『企業で役職をねらうのか?』または、将来独立開業を目標に『お金を貯めるのか?』おもいきって、違う業種へ転職し『今までと違う暮らしを求めるのか?』

飲食業界の中での「40代の転職」で、現職より条件が良くなるのは珍しくほとんどありません。また、金銭面だけでなく『家族と過ごす時間・生き方』なども転職に関わってきます。

新型コロナウイルスの影響からもわかるように「飲食業界はかなり不安定」です

将来を見据えて、しっかり考えたい年代です。

「飲食店から転職」が難しい理由

飲食業界からの転職について解説してきましたが「年齢を重ねる」と飲食から転職は難しくなります。

「年齢を重ねる」と転職は難しい

20代のうちに『あれ?何か飲食業界あわないな』と感じたら「違う業界へ転職するべき」です

飲食業界は『自分で独立開業を目指す』という人以外「違う業界へ転職したほうがいい」からです。

大手飲食企業で「統括部長・料理長を目指す」という考えもありますが、そのような役職は限られた人(人数が少ない)しか就けません。

大手企業の役職に就くには、仕事の結果だけでなく「人脈やコネ・企業の成長力や社会情勢など運」の要素も必要であり「自分1人で解決できること」ではないので非常に難しいです。

「飲食業界は思考停止しやすい」ので転職が難しい

飲食店スタッフは「長い労働時間・少ない休日・肉体労働」などの忙しい日々に追われ「思考停止」しやすくなります。

なぜかというと、毎日の忙しい業務をこなすことが精一杯で「他のことを考える余裕がない」からです

新型コロナウイルスの影響により「飲食業界がヒマ」になったことで飲食業界の離職者は増えました。これは「業績が悪くなった」ことも原因ですが、飲食店従事者が『ゆっくり考える時間が持てた』のも理由の1つです。

時間的に余裕があるうちに「現職の労働環境や待遇」「これからの人生・生き方」「理想的な暮らし」など、しっかりと考えたいところです。

飲食から転職を難しくする「飼い殺し」

飲食業界の「飼い殺し」とは、若く体がよく動く(20代など)うちに「他の企業より多くの給料を与えて、簡単な仕事ばかりをさせる」ことです

お店は忙しく業績が良いのですが、スタッフは「簡単な仕事」を毎日してても「経営力・接客・料理知識や技術」はほとんど向上せずに30代・40代を向かえてしまいます。

「ほとんどスキルがない人」が30代・40代を向かえたところで「企業側は手のひら返し」して、急に厳しくなったり、左遷や給料カットをされます。

しかし「ほとんどスキル・人脈もない人」が他の企業へ転職するのは難しくなり、安い給料でこき使われる結果となるわけです。

すべての飲食企業で「飼い殺し」が行われてるわけではありませんが、とくに若い世代の人は気をつけてください。

個人的には、3年ほど同じ企業やお店で働いて『ここで学ぶことは、もうあまり無いな』と感じたら転職する時だと思います。

「飼い殺し」の状況になると、飲食から転職は難しくなります。

「飲食から転職」を難しくしてるのは自分自身

『飲食からの転職は難しい』と思われがちですが「早めに動く」ことが正解です。なぜなら、その転職が「成功するか・失敗するか」は誰にもわからないからです

もし、転職で失敗しても「若い世代ならやり直す」ことができます。30代・40代でも飲食業界なら必要とされます。

なるべく避けたいのは「高齢になるまで転職をしたことがなく、他の企業で働いた経験がない」こと

1つの企業で長年働いて企業に貢献することはステキなことですが、色々な企業で働いた経験がないと「考え方に柔軟性がなく、転職しても通用しない・すぐ辞めてしまう」傾向にあります。

飲食から転職を難しいものにしてしまうのは「自分次第」といえます。とくに若い世代の方は、思い立ったら即行動を意識して下さい。

まとめ

今回は「飲食から転職」について解説しました。

飲食から転職でオススメ

  • 介護士
  • 宅配ドライバー
  • IT企業(20代)
  • ホワイト飲食企業
  • 建設・内装業
  • 飲食店を独立開業する

以上が「飲食から転職」のリアルな内情です。

飲食から転職を難しくする原因は?

  • 独立開業など「明確な目標がなく」何となく飲食で働いてること
  • 忙しい日々に追われ「思考停止」してしまう
  • 「飼い殺し」に気づかず歳をとること
  • 失敗を恐れて「行動できない」こと

以上が「飲食から転職を難しくしてる」原因です。

飲食店は「労働時間が長い・休日が少ない」などブラックなイメージが強いですが「やりがい」のみでいえば、とても楽しい仕事です。

楽しい仕事なので「労働条件や給料に不満」でも、辞めるタイミングが難しく「転職することを避ける」傾向にあります。

すぐに転職しなくても『他の企業や職種では、いくら位の給料なのか?仕事内容なのか?どのような求人が多くあるのか?』を知るために、転職サイトへ登録しておきましょう。

飲食業界の「飼い殺し」は有名ですが、何事も『知らない』って損です。情報を集めておきましょう。

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