飲食業界23年、現役料理長です。
今回は「ラーメン屋でのアルバイトはきついのか?」について。
ラーメン屋の「仕事内容」や「向いてる人」「怒られるシチュエーション」や「辞めたくなる事柄」について解説しますので、アルバイトを探してる方の参考になれば幸いです。
目次
ラーメン屋バイトの仕事内容や時給について
ラーメン屋さんのアルバイトの方は「ホール担当になることが多い」ようです。キッチンは社員で回して、ラーメンの味に対するこだわりが強い印象です。
レギュラー(社員並み)で働ける人なら、キッチンでのアルバイトもあるかもしれません。
以上のように「一般的な飲食店のホール業務」とあまり差はありません。
キッチンでは、以上のような仕事がありますが、店舗によって「最初は食材に触らせてもらえない」こともありそうです。
キッチンの仕事内容は「一般的な居酒屋より簡単」な印象です。なぜなら「ラーメンはスープと麺のみ」で構成されており、メニュー数も一般的な居酒屋より少ないからです。
ラーメン屋バイト時給の相場とは
ラーメン屋さんのアルバイトの平均時給は「都市部と地方でかなりの差」があります。ですが、この都市部と地方アルバイト時給の差は一般的な飲食店においても同様です。
地方と都市部では物価が違うので、どうしても差がでます。
その他の都道府県別「ラーメン屋バイト平均時給」はこちらをご覧ください
ラーメン屋バイトに「向いてる人」の条件とは?
ラーメン屋さんは、一般的な居酒屋のような飲食店とは少し違い「特化した料理」です。
『幅広く料理を学びたい・オシャレなドリンクを提供したい方』には向かないでしょう。そのようなこともふまえて、ラーメン屋バイトに向いてる人の条件を見てみましょう。
以上のことが考えられます。詳しく1つずつ見てみましょう。
「コミュニケーション能力の高さ」は、ラーメン屋さんのみならず飲食店で働くとき武器になります。
一般的な居酒屋などは「キッチンがクローズ(お客様から見えない)」なので、お客様とのコミュニケーションは気にせず働けますが、ラーメン屋さんではカウンターがあることが多く「キッチンもオープンキッチン(お客様から見える)」です。
カウンター越しに料理を提供する機会もあり「キッチンバイトといえど多少のコミュニケーション能力」が求められます。
ラーメン屋さんのスタッフさんは「声が大きく、元気がある印象」です。先ほどのオープンキッチンの関係から、キッチンスタッフでも「元気のよい掛け声」などが求められるでしょう。
ラーメン屋さんの繁忙期は、お客様が外まで列をなして並ぶほど忙しいでしょう。また、ラーメン屋さんは他の一般的な居酒屋と違って「回転率が早い」ので、次から次へとオーダーが入ります。
ラーメン単品を注文されるお客様も当然いるので、早く料理を提供する必要があります。それらを複合すると、ラーメン屋さんのキッチンスタッフは「かなり精神的に追い込まれる(オーダーに追われる)」と予想されます。
しかも「オープンキッチン」です。調理ミスの様子などお客様に見せられません。
店舗により駆除のやり方は様々でしょうが「発見しただけで大声を出してしまう方」にはツライ職場かもしれません。
「土日祝日」は、ラーメン屋さんのみならず、一般的な飲食店ならどこも繁忙期です。飲食店でアルバイトを考えるなら、全ての日とはいいませんが「週末出勤を覚悟するべき」でしょう。
ラーメンが好きじゃないのに働くと、おそらくすぐ辞めてしまうでしょう。それは「ラーメン屋バイト」のみならず、何の仕事でも同じです。好きなことは、向上心が芽生えて頑張れるからです。
もし、ラーメンが好きじゃない人は他の職種を選択しましょう。
ラーメン屋バイトはきつい「怒られるシチュエーション」
次に、ラーメン屋バイトで怒られるシチュエーションについて考えてみましょう。
以上のように、ラーメン屋バイトのみならず「他の職場でも怒られそうなこと」が多いです。
ラーメン屋さんや飲食店などの店長や社員は「体育会系ノリ」であることが多く「礼儀や挨拶・声の大きさ」などについても注意されることが多いです。
あなた自身が、どちらかというと文化系なら「静かに黙々と作業できる仕事」が向いてるかもしれません。
飲食以外のバイトがしたい。できるだけ人と接しないおすすめバイト
ラーメン屋さんでも、稀に「単品メニューやトッピングが多い」居酒屋風な経営のお店があります。そのような業態は、ラーメン1本で経営してるお店より「覚えることが増え」怒られることがあるかもしれません。
ラーメン屋さんで「アルバイトに出勤してほしい時間帯は繁忙期」です。その繁忙期に「仕事が遅かったり、ボーっとしている」と怒られます。なぜなら、他のスタッフは必死で動いてるからです。
ラーメン屋バイトで「怒られるシチュエーション」について解説しましたが他の飲食店でも同様です。
飲食店は、各人の仕事の役割が明確であり「仕事ができる・できない」が分かりやすいのです。怒られるのが苦手な方は、違う職種で働くのがいいかもしれません。
ラーメン屋バイトきついから辞めたい…
ラーメン屋バイトの「怒られるシチュエーション」により、毎日怒られていると精神的につらくて辞めたくなります。
これは、ラーメン屋バイトに限った話ではなく『もしかして自分にあってない?』と感じたら、そのアルバイトは辞めたほうがいいです。
なぜなら『自分にあわないかも?』と感じるのは、働いてるアルバイトの「仕事に対して適正がない」可能性が高いからです。
アルバイト期間は、自分の「仕事に対する適正を確認できる期間でもある」といえます。
以上のようなことを感じるなら黄色信号。
あなたは「ラーメン屋・飲食店のアルバイトに適正がない」可能性が高いです。
「3ヶ月働いても慣れない(週3〜4日シフトで)」のはつらいですね。これは、雇用主側もつらいです。無駄に怒られたりしてないでしょうか?雇用主側がイライラしてる可能性が高いです。
「接客がやっぱり苦手・つらい」なら、違う職種のアルバイトを探す必要があります。
「週末出勤がつらい」…週末出勤が苦になるなら、飲食店アルバイトは避けたほうがいいでしょう。アルバイトで平日出勤のみの人は、あまり聞かないです。
「人間関係があわない」この場合は、他のラーメン屋さんや飲食店で働くと改善されることがあります。ただ単に、今働いてるお店の人と「あわないだけ」の可能性があるからです。
上司やオーナーも人なので、やっぱり相性ってあります。人間関係があわない職場は、避けたいところです。
「純粋に楽しくない・つらい」…仕事は本来つらいものです「楽しいのは遊び」なんて言われることもあります。しかしながら、飲食店で働く理由として「やりがい」の存在は大きいです。
「やりがい」を感じれない仕事は、適正がない可能性が高いと思います。
ラーメン屋バイトはきついから痩せる?
とくに夏場は、水分補給をしっかりしないと熱中症になる危険性すらあります。これは、どこの飲食店のキッチンも同様です。
繁忙期はとくに忙しく動き回っており「汗を大量にかく」ので痩せるかもしれません。
しかしながら、まかないで「炭水化物が多いこと」美味しい飲食店は「まかないも美味しい」ことなどから、太ってしまうアルバイトの方もいます。
一概に「ラーメン屋バイトすれば痩せる」とは言い切れないです。
まとめ
今回は「ラーメン屋バイト」について解説しました。
飲食店アルバイトは「やりがい」の部分が大きいので『自分にあわないな・つらいな』と感じたら、違う職種のアルバイトを探すことをおすすめします。
アルバイトで無理して「つらい仕事」をする必要ありませんから。
自分に適したアルバイトを探しましょう。