飲食業界23年、現役料理長です。
今回は「日本調理アカデミーの評判」について…書こうと思っていたのですが
日本調理アカデミーだけでなく「調理師学校の閉校」が増えています。
理由として「少子高齢化」と「飲食業界がブラック企業という悪いイメージが強くなったこと」が考えられます。それらにより「若者の飲食業界離れ」が進み、経営していける生徒数を集められなくなっています。
調理師専門学校は「大手しか生き残れない時代」になっています。学費は少し高額ですが、おすすめ大手調理師専門学校ランキングをこちらの記事でご紹介しています。
日本調理アカデミーの調理師養成科において、生徒募集停止になった理由として「授業料の安さ」が考えられます。
大手調理師専門学校は「授業料が高額」な印象を受けますが、高額な授業料でないと「経営を続けていくのが難しい」と考えられます。
現在は、生徒募集されていませんが、再び募集されるかもしれないので「日本調理アカデミーの内容」について解説しておきます。
目次
日本調理アカデミーとは
東京の調理師学校。1978年より、社会に調理師を輩出していたようです。
このように、残念ながらお金儲けが主体ではなく「社会に貢献してる学校や企業ほど」無くなってしまいます。
飲食業界でも同じく、お客様にとって価値のある食材や料理を提供してる店舗ほど利益が少なかったりします。切ない話です。
日本調理アカデミーの学費について
また「自ら学費をまかなえる、学生社員制度」というものも実施されていたようです。調理師は現場で実践しないと「技術や知識は活かせない」ので良い制度だったと思います。
調理師免許学校で最短最安を実現
調理師の立場から意見すると「年間99万円は安過ぎる」と思います。授業で使用する食材費、講師や職員の給料を考えるとかなりキツかったのではないでしょうか。
授業料が安くても「経営が成り立つ」方法もあります。
「生徒数を増やすこと」経営用語でいう薄利多売ですね。
しかし、日本調理アカデミーは「生徒少人数制」にもこだわっており、経営が上手くいかなかったのではないでしょうか。
講師には、国民的アイドルの親戚の方もいたようで、人気の調理師専門学校だっただけに残念です。再び、調理師養成科の生徒募集されることを願います。
日本調理アカデミー講師は二宮さんのお父さん?
国民的アイドルグループ「嵐」のメンバーである二宮和也さんのお父さんが、日本調理アカデミーで講師をされてたようです。
以前は、服部栄養専門学校の講師もされてたようで、豊かな料理の経験・知識の印象です。
二宮和也さんが出演された「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶~」で、料理指導をされた方が二宮和也さんのお父さんの教え子であったようです。
まとめ
今回は「日本調理アカデミー」について解説しました。
2017年12月より「調理師養成科の生徒募集は停止」されていますが、年間99万円という安い学費、1年で調理師免許を取得できる点が魅力でした。
飲食業界のためには、かつての日本調理アカデミーのような「授業料が安い調理師専門学校」が必要かもしれません。
また、安い授業料の調理師専門学校より「無料」で調理師免許を取得できる方法があります。無料どころか、お金を稼ぎながら知識やスキルを身につけ「独学」で調理師免許を取得できます。
調理師免許の試験を受ける条件として「キッチン業務2年以上」があります。調理師専門学校においても1~2年の在学が一般的であり、年数による大きな違いはありません。
調理師免許について詳しくはこちらをご覧ください
しかしながら、調理師専門学校に進学する「真の目的」は、一般的な暮らしでは出会うことができない「人脈」です。調理師免許取得を目指すだけなら専門学校に通う必要はありません。
卒業後の仕事で「有名店・ホテル」への就職や修業をお考えのかたは、有名な調理師専門学校に進学することをおすすめします。
有名な専門学校についてはこちらをご覧ください