ホテル調理師を10年経験している30歳の給与は420万円!

ホテル調理師の年収について 調理師になりたい
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飲食業界23年、現役料理長です。

今回は「ホテルの調理師」について解説します。

ホテルの調理師は「調理未経験」では難しいです。調理未経験は調理師専門学校の新卒者くらいで「中途採用で調理未経験者」は応募の段階ではじかれるでしょう(募集の段階で〇年以上の調理経験必要などがあります)

ホテルの調理師で調理見習いは「給料が安い」ことで有名です

なぜなら、有名ホテルで長年働くと「ブランド力や調理技術・知識を身につける」ことができるからです。

日本料理でいう「料亭や割烹での修行」と近いイメージです。

ところが、近年は「修行による長時間労働で薄給や残業代未払い」のようなことを若手の調理師にすると「すぐに辞めてしまう」ので改善傾向にあります。

パワハラやセクハラなども禁止されており、そのような行為が発覚すると「最悪は懲戒解雇」になるなど、以前のホテル業界の悪い風習がなくなりつつあります。

ホテルの調理師の「調理見習い」のような期間は「総支給15〜17万円」のような最低賃金ギリギリであることが多いです(各ホテルの経営スタイルによる)

一方で、着実にスキルアップして仕事が出来るようになれば「30歳で年収420万円」のように調理師の平均年収約342万円を大きく上回ることも可能です

また、有名ホテルの総料理長になると「年収1000万円」を超えるといわれています。

日本の少子高齢化による飲食業界の人手不足や、外資系ホテルの参入により調理師にとってチャンスがある職場の1つといえるでしょう。

ただ、新型コロナウィルスが落ち着くまで「ホテル業界が苦しい」のは理解しておくべきでしょう
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帝国ホテルの調理師給料

ホテル業界で、日本を代表するトップクラスのホテルです。

開業は1890年と長い歴史をもつ老舗企業です。営業所は東京・大阪・名古屋・福岡などがあり、海外にもニューヨーク・シンガポール・台北・ロンドンなどに進出しています。

帝国ホテルの平均年収は「約566万円」と、さすが日本を代表するホテルの年収の高さです

しかしながら、年功序列やポジション制度があり「誰でも500万円前後貰えるわけではない」ので、若いうちは苦労しそうです。

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プリンセスホテルの調理師給料

プリンスホテルズ&リゾートは、ホテル業だけでなくゴルフ場も経営しています。

雇用形態も正社員や「契約社員・短期間勤務・土日のみ・副業」など様々な形を取り入れており、時代に対応した企業といえるでしょう。

プリンスホテルの平均年収は「約392万円」と調理師の平均年収より高いです

しかしながら、年功序列や派閥など(ホテルの派閥については最後に解説します)があり、他のホテル同様、若いうちは苦労するでしょう。

ホテルオークラの調理師給料

帝国ホテル・ホテルニューオオタニと並ぶ旧御三家の「ホテルオークラ」

ホテルオークラは「調理師専門学校・短大・大学・大学院」などを卒業していないと新卒採用されません

初任給は18〜21万円と「学歴により差」があります。

どこのホテルでも新卒で入社する場合は「調理師専門学校卒業」が必須条件でしょう。即戦力に近い人材しかいらないというわけです。

ホテルオークラの平均年収は見つけることができませんでした。初任給はホテルオークラのサイトで見ることができます。

新卒採用 | 募集要項 | 採用情報 | The Okura Tokyo | 公式サイト
東京虎ノ門のラグジュアリーホテル「The Okura Tokyo」(旧:ホテルオークラ東京)。優雅さを伝える日本の美と、きめ細かく気遣う日本の心、極上の日本らしさで、ゲストのみなさまをお迎えします。

初任給は「18〜21万円」とホテルにしては高く感じますが「30歳までほとんど上がらない」などの口コミがありました。調理技術や知識・スキルが身につくまでは仕方ないとも思えます。

ホテル「調理師の派閥」と給料に与える影響

ホテルの調理師には「派閥」が存在します。

そして、自分が属する派閥のトップの人が総料理長になると「総料理長は人事権をもっている」ことがあり、自分が役職を任せてもらえる(給料が上がる)可能性が高いです。

逆にいえば「弱い派閥」や「元は強かったが弱くなった派閥(部下の退職や裏切りなどにより)」に属してしまった人が「出世するのは難しく」なります

調理師として腕を磨くのみならず「先輩との付き合いや立ち回りかた」が重要になるのがホテルの調理師です。この派閥の争いは「飲食業の大手企業に就職する」と同じようなことがあります。

派閥のような「人間関係が苦手な人」は、個人の有名料理店や小規模な企業で働いたほうがいいでしょう。

調理師の「給料安い」「年収低い」理由

調理師の「給料が安い」のは世間でも有名でしょうか。

しかしながら「調理師の給料が安い」といわれてる状況でも、平均年収より多くもらってる調理師は存在します

料理人(職人)は、多くの給料をもらってる印象です。それに対して「企業や店舗のレシピをこなす調理師(サラリーマンタイプ)」は「給料が安く」「年収も低く」なります。

調理師の給料が安い理由

  • サラリーマン化した調理師は稼げない
  • 飲食企業がサラリーマン化すると「上役が辞めないかぎり」自分が上にいけない
  • 料理人(職人)でも海外と比べると地位が低い
  • 結婚・子供誕生を機に給料が上がることも…

日本の料理人(職人)は「精神的・技術的にもレベルが高い」と世界では認識されています。しかしながら、日本の飲食業界では「それに見合う給料を払う企業が少ない」のが事実です。

厳しい修行や下積みが報われないので、街場の居酒屋やファミレスのような店舗を経営する「飲食サラリーマン企業」へホテルの調理師が転職します。

一般的な企業に近い「組織構造」の飲食業の役員幹部は「ホールスタッフ・店長経験者のことが多く」調理師が役員幹部に出世するのは極めて稀です。

「調理師に役員幹部のポジションがあること自体が珍しい」ですし、ポジションが少ないので、その下の料理長・副料理長のように「下への階層」が多くなります。

そして、その1番下は「調理見習い」のような「入社したての若い人」になり給料が安くなるわけです

日本では「料理人(職人)の評価が低いこと」による転職と、サラリーマン化した調理師の仕事は「労働時間が長い・休みがない」など、労働環境が悪いため「違う業界へ転職してしまうこと」などがループして悪い循環に陥っており調理師の給料が安いだけでなく「料理人が育たない」という状況になっています。

調理師ホワイト企業へは実力をつけてから

わたし自身が働いた経験から「飲食業界でもホワイト企業」は存在します。

ただ、先ほど説明したように「サラリーマン化」しており、仕事内容についても「効率化が徹底」されており、正直「調理技術やスキルが伸びる」とは思えませんでした。

ホテルなどで修行された人が「高収入を狙って転職する」には良いと思います。

最近は「ホワイト企業専門の転職サイト」があるので、是非活用して下さい。

登録も無料でご利用できます。

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