飲食業界23年、現役料理長です。
今回は、料理人が選ぶ「料理道具」についてご紹介します。
効率的に料理を行うには、実用性・効率性の高い「料理道具」が欲しいところです。そこで、わたしが実際に使用している料理道具の実用性・効率性を解説します。
目次
料理道具おすすめ
料理道具でおすすめな物は「実用的・効率的」な物をご紹介します。
キッチンバサミ
キッチンバサミは「片側がギザギザ刃」で、もう片側は平たい刃になっています。ギザギザがあることで「油分がある食材や商品でも切りやすい」作りになっています。
また、食材の袋を開けるとき「手で持って包丁で切る」人がいますが危険なので、ハサミで綺麗にあける習慣を身につけましょう。
計量カップ・スプーン
計量カップとスプーンは「料理を作る」または「レシピに残す」ために必須です。
理想的なのは「多く〜少ない量まで」測れるものが欲しいところです。
「大きめの物・小さめな物」の２つを用意したいところです。衛生面からステンレス製をオススメします。
ステンレス計量カップ 水マス(口つき) 1000cc (1000ml)
「計量スプーン」があればスピーディーに料理を作ることができますが経験を積めば必要なくなります。
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プロの料理人が「計量スプーンを使うこと」は、ほとんどなく感覚で料理を作れます。料理を作るのに慣れるまでは、計量スプーンをオススメします。
ジップロック
ジップロックは「食料保存用」のビニール袋です。ファスナー付きのプラスチックパックで、損傷や汚れがひどくならない限り洗って使い回しできます。
とくに「仕込んだ食材を冷凍する」時にオススメ。
タッパで冷凍すると「場所をとったり、下手に扱うとタッパが割れる」こともあります。なので、ジップロックがおすすめです。
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フライパンは「テフロン加工」がおすすめ
プロの料理人は「鋼などのフライパン」でこだわりがあるかもしれませんが、ご家庭料理には「テフロン加工」のものをオススメします。
ご存知かもしれませんが「手入れが簡単(洗うだけ)食材が焦げ付かない・安い物もある」などの理由からオススメします。
テフロン加工が剥がれると「再び加工してもらう」人もいるようですが、安価な物ならば「新しく買い替える」のがオススメ。直す方が高くつくからです。
長年使いたいなら「鋼のフライパン」が良いですが「熱伝導率が早い・錆びやすい・焦げやすい」など扱いが難しいです。鋼はプロ用のフライパンといえます。
テフロン加工のフライパンの中には「ガス火専用」のものがあるので、IHのご家庭では「IH対応」しているものを選びましょう。
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プロ仕様のキッチン用品
実際に「飲食店のキッチンで使ってる」扱いやすいキッチン用品をご紹介します。
包丁ミソノUX10シリーズ
わたしが実際に仕事で使用してるのは「ミソノのモリブデン鋼」シリーズですが、購入したのは15年以上前…包丁業界も進化しており、より良い商品が販売されています。
詳しくはこちらの記事もご覧ください
缶切り業務用
業務用で慣れてるせいもあるのですが、家庭用の缶切りは「小さく」何回も刃を上げ下げして缶詰めを切るので、とても時間がかかります。
業務用の缶切りなら「一斗缶でも対応できる」ほど大きな物にも使用できて快適、作りもしっかりしてるので一度購入すれば一生使えるのではないでしょうか。オススメです。
ピーラー業務用
ピーラー(皮剥き器)に関しても缶切り同様に、やっぱり家庭用と業務用は違います。
切れ味と耐久性が魅力で「刃の長さ(横幅)」も選べます。
ペッパーミル
主に「胡椒」をいれるミル。家庭用のプラスチック製のミルは壊れやすい印象があり、本格的な業務用ミルをオススメします。使用年数を重ねると「味わい深い木目」になります。
ストゥウブやル・クルーゼの鍋
「ル・クルーゼ」は、90年以上の歴史をもつ、フランス生まれのキッチンウェアブランドです。
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「ストゥウブ」は料理や食を追求する「美食家たちに愛される」フランスのクックウェアブランドです。
両者とも有名で、オーブン料理や煮込み・料理の盛り付けると見栄えがいい、可愛いらしいお鍋を販売しています。
贈答品でも喜ばれ、料理でも効率的で見栄えも良い良品でお店でも使用しています。
オーブンレンジ
オーブンレンジ１台あれば、日常的な惣菜のあたためから本格的なオーブン料理まで幅広く活躍します。
とくに、デザートや料理をよくする人には必須の機器です。
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ロボクープ
「食材を切る・混ぜる・練る」と活躍するロボクープ。飲食店には必須の厨房機器です。
ロボクープは「切る」イメージが強いですが、液体にオリーブ油などを少量ずつ加え「自家製ドレッシング」を作るときにも活躍します。
真空機
「真空料理」が流行ったこともあり、真空機が家庭でもメジャーになりました。真空機を使い「低音調理でローストビーフ」などが簡単綺麗に作れます。
業務用の「真空機」はさすがに高額なので、お求めやすい商品をご紹介します。
クッキングバーナー
家庭でも簡単に「炙り料理ができるクッキングバーナー」もオススメです。グラタンやピザなどに焦げ目をつけると食欲をそそります。
また、デザートのクリームブリュレの表面にグラニュー糖をまぶし、焦げ目をつけたりにも使用します。
飲食店のキッチンには必須の道具です。
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野菜水切り器
無駄な水分を飛ばして「食材を長持ちさせる」のに必須な「サラダスピナー」も飲食店には必須の道具です。
さすがにご家庭で使う機会は珍しいと思いますが「サラダが好きな方やご家族が多い家庭」では活躍する道具でしょう。
料理道具マニアックなもの
無くても困らないですが、あれば料理の幅が「ワンランクあがる道具」をご紹介します。
オーバルホットプレート
オーバルホットプレートが１台あれば「焼肉・たこ焼き・煮物・おでん・お鍋」など幅広く活躍します。
お客様が集まる「パーティー」などに最適です。
セルクル
セルクルは「ケーキ・タルト・クッキー」など主に洋菓子を作るときに使用する「型もしくは枠で底が空いてるもの」です。
洋菓子だけでなく「前菜やサラダなど」に使用するとプロの仕上がりになります。
料理が楽しくなる料理道具
ここでは「料理をするのが楽しくなる」少し変わった料理道具をご紹介します。
ハンディチョッパー
ハンディチョッパーは「ロボクープの手動版」のイメージです。手動なので、自分で簡単に「みじん切りしてる感覚」が楽しい調理器具です。
水切りボール
「ザルとボールの機能を併せ持つ」便利グッズが水切りボールです。
ボイルした野菜を水にさらし、穴の空いてる部分で水を切る。そして、そのままボールで調理することができます。
パスタをボイルして湯切り、そのままボールでレトルトソースと和えるというのも1つの方法です。
調理器具「１人暮らし」におすすめなもの
1人暮らしにおすすめな「最低限の調理器具」をご紹介します。
＊冷蔵庫など生活に必須なものは除きます
以上が、わたしが実際に所有してる最低限の調理器具です。わたしは調理師ですが、家庭ではほとんど料理を作りません。なぜなら、職場で沢山料理を作るからです笑。
そんなわたしでも「所有してる最低限の調理器具」をご紹介しました。
これから1人暮らしをする予定で、あまり料理をしない方でも「炊飯器」だけは購入して下さい。なぜかというと、市販のレトルトご飯はかなりの割高だからです。
炊飯器で最大量のご飯を炊いて「炊き上がりのご飯を冷凍容器に入れ素早く冷凍する」と、解凍後に美味しいご飯となります。
炊き上がりのご飯を冷ましてから冷凍すると「水分がかなり飛んでしまい」解凍後に美味しくありません。
炊飯器で炊くと「美味しく・安く」ご飯を食べることができます。レトルトご飯はなるべく避けたいところです。
プロも憧れる料理の7つ道具
ご家庭で「頻繁に料理をされるかた」「オシャレな料理を作りたいかた」「調理器具にこだわりたいかた」に厳選の7つ道具をご紹介します。
以上が、プロのわたしでも所有していない(家庭で)料理道具になります。
とくに「包丁やキッチンバサミ・ストゥウブやブランド品のお皿」は、大切に扱うと一生使える道具です。
また、ストゥウブ鍋やブランド品のお皿は「料理の見栄え」がよく食欲をそそります。
『美味しそう！』と思うと「料理の味が引き立つ視覚効果がある」といわれるように、料理は見栄えも重要です。
ワンランク上の調理器具で「楽しく料理を作り食べる人が喜んでくれたら」最高です。
新しく「調理器具を買い替えたい」とお考えの方のお役に立てれば幸いです。