飲食業界23年、現役料理長です。
今回は独学で「調理師免許を取得するための参考書と勉強方法」について。
わたしは、調理師専門施設を卒業していないので「独学で勉強」し調理師免許を取得しました。
とはいえ、20年以上も前の話なので「しっかり勉強する」に越したことはありません。
目次
調理師免許は独学でも取れる?
調理師免許は「独学でも簡単」に取れます。
2年以上のキッチン業務を証明するために、現在または以前2年以上働いていた店舗による「調理業務従事証明書」が必要になります。
調理業務従事証明書については、こちらで詳しく解説しています。
調理業務従事証明書を書いてもらえない場合のやることチェックリスト
調理師免許の参考書「調理師読本2021」
こちらは、わたし所有の調理師免許を学ぶために有名な20年以上前の「調理師読本」です。
調理師に必要な「知っておくべきこと」が沢山書かれていますが、実はこの本を買ったのは、調理師免許試験が終わった後でした。
なぜ、購入したのか?
調理師免許受験の後、答え合わせができたと記憶しています。答え合わせした時、わたしは「完全に試験に落ちた」と思っていました(受かってましたが)
『落ちた』と思い込んで、悔しさから本格的な調理師読本を購入しました。
2021年版はこんな感じ
2021年版 調理師読本 [ 公益社団法人 日本栄養士会 ]
調理師読本は「調理師が知っておくべき知識」が沢山書かれていますが、この内容をすべて覚えるのは難しいと思います。
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資格取るなら「ユーキャン」の実績も信用できます
2021年版 ユーキャンの調理師 速習レッスン (ユーキャンの資格試験シリーズ) [ ユーキャン調理師試験研究会 ]
「参考書」と「過去問題」も大切です。参考書内に重要なポイントをおさえた「練習問題」が少しありますが少し物足りないかも…
「過去問題集」は模擬テストのつもりでやってみるといいでしょう。苦手な箇所が分かりますからね。
2021年版 ユーキャンの調理師 重要過去問&予想模試2回 (ユーキャンの資格試験シリーズ) [ ユーキャン調理師試験研究会 ]
「勉強の仕方」を次に解説します。
調理師免許の「勉強の仕方」
さきほども述べたように「調理師読本を完全に覚えること」が望ましいのですが内容が多すぎて難しいです。
調理師免許の「勉強の仕方」には、ちょっとしたコツがあります。
これだけで、調理師免許の受験に合格しました。
調理師読本を使用した場合でも「ノートを用意」し、ご自分でポイントをまとめる必要があります。その手間をはぶいてくれてるのが「各項目のポイントをまとめた参考書」です。
調理師試験は、各項目をまんべんなく正解する必要があります。他の項目が満点でも、1つの項目が0点または平均点を大きく下回ると「不合格」になります。
なので、試験合格のみを目指すなら「まんべんなく重要なポイントが理解できる参考書」が適しています。
参考書内容と「現在の職場」を比較してみる
他の勉強方法として、参考書で読んだことを理解するために「現在の調理場で確認する・料理長に質問する」というのも効果的です。
参考書の内容が「しっかりと守られている職場」では、当然のように日々の仕事のなかで行われています。
とくに「衛生管理」は各店舗が徹底してるので、しっかり行われてる職場で働いてる人は間違えません。
現在働いてる環境の差で「勉強が簡単か?難しいか?」の差が出るかもしれません。
調理師免許を独学で学ぶ期間は?
冒頭でも述べましたが、わたしは調理師免許を参考書で勉強したのは受験前の「1週間だけ」でした。
調理師読本をすべて読破するのに、仕事しながらでしたら1週間以上かかると思います。なので「各項目がまとめられた参考書」がオススメです。
1週間の「1夜漬け」感はありますが、受験資格として「2年間以上のキッチン勤務」があります。普段の仕事のなかで教えてもらうことが多かったので「1週間の勉強で済んだ」のかもしれません。
まとめ
今回は「調理師免許合格のためのオススメの参考書と勉強方法」について解説しました。
調理師免許取得のための勉強方法は「参考書を1通り読み、過去の問題集をしてみる」そして、間違えたところを再び覚える。
調理師免許取得のための勉強期間は「1夜漬けなら1週間」
職場の環境から学ぶことも多いので「勉強期間には差がある」
調理師読本の内容をすべて理解するなら「3か月~半年」は必要です
本来は、調理師読本の内容をすべて理解することが望ましいが「内容が盛りだくさん」で『どれが重要なポイントか?』わからなくなる可能性があります。