飲食業界23年、現役料理長です。
今回は「高校生アルバイトと労働時間」について。
目次
高校生バイトは22時まで
高校生・大学生は「何時まで働けるか?」のような学校別の制限ではなく、労働基準法では「年齢による時間制限」があります。
詳しくはこちらをご覧ください
以上のことから、18歳以上であれば高校生でも「22時以降の労働が認められます」
しかしながら、法律上は認められているだけであり「校則」や「住んでいる地域の条例」により禁止されていることがありるので、働く前に事前確認しましょう。
また、キャバクラなど接待を伴うお酒の提供や警備員などは「18歳未満では働けない」のように業界の法律による年齢制限があります。
「居酒屋のホール」では、高校生アルバイトを採用することがほとんどありません。キッチンアルバイトなら採用するケースがありますが、採用しても「深夜労働させること」は非常に珍しいです。
なぜなら、高校生アルバイトを深夜労働させるのはリスクを伴うからです。
詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。高校生アルバイトとして働く人・雇用する側も知っておくべきことが掲載されています。
高校生バイト働ける時間は何時間?
バイト先が繁忙期などで、1日8時間や週40時間を超える労働をした場合は、残業代として時給の1.25倍を支払わなければならないとされています。
高校生バイトが、それほど長く労働するのは難しいですが、夏休みなどの長期休みなら、もしかしたら遭遇するシチュエーションかもしれません。
高校生バイト労働時間の平均とは?
高校生の皆さんは「どれくらいの時間」バイトしてるのでしょうか?
以上のことから、高校生バイト時間の平均は「週に9〜20時間」であるとわかります。
バイト代の月平均は「1万円未満〜4万円台まで」と幅広いようです。働く仕事の職種により時給の差が出ます。
ちなみにわたしは、高校生時代に「高時給の工場」でアルバイトしていました。17〜22時まで働いて、帰宅して授業の予習復習でけっこう大変だった思い出があります。
高校生バイトの「おすすめ労働時間」はどれくらいなのでしょうか?
高校生バイト労働時間のおすすめ
平日は「1〜2日」火曜日・木曜日など「飛び石で出勤する」のもポイントです。なぜなら、予習復習などが溜まったり、連勤になると疲労も溜まりやすいからです。
バイト時間でいうと「週15〜20時間」ほどが目安になります。
高校生バイト労働時間「土日の平均」は?
土日は学校が休みであり、長い時間働きたくなると思います。平日は働かず『土日に一気に稼ぐぞ!』という方も多いのではないでしょうか。
6時間を超える労働の場合は「45分以上の休憩が必要」など労働基準法で決まっているので「5時間程度のアルバイト先を2つかけもちする」のも1つの方法でしょう。
しかしながら、『土日フルで出勤出来ます!』のような条件で働き始めるのは黄色信号。
平日は学業や部活に追われ、週末はバイトの日々…いつか辛くなってきます。高校生アルバイトは計画的にしてほどほどにしましょう。
高校生バイトに飲食店はおすすめしない
高校生バイトとして飲食店で働くことは、調理師の立場の私からあまりオススメ出来ません。
飲食店の仕事内容は「覚えることが多く」家や通学通勤時間などを利用しないと仕事についていけない可能性があります。
さらに、飲食店の仕事は「体力勝負」の面もあり、繁忙期などはとても疲れます。
「学業」が本来の仕事である高校生が、アルバイトで疲れ切ってしまうのは問題です。
「覚えることが少ない」「単調な仕事」「体力を激しく消耗しない仕事」などを選択肢に入れたいところです。
例えば、流れ作業の「工場」や「スーパーマーケットの品出し」などです。
飲食店で働くと社会経験を多く積む事ができますが「コミニケーション能力」「手先の器用さ(料理技術)」など働く適正が必要かもしれません。
まとめ
今回は「高校生バイトの労働時間」について解説しました。
以上が、今回の記事のまとめになります。
高校生時代のアルバイトは社会経験になりますが「本業は学業」なのであまり無理しないことが重要です。
短時間で稼げる安全な仕事を選びたいところです。